現在、大谷翔平のマンダラ目標達成シートに生涯成績はあるか?
大谷翔平について。
二刀流を続けた生涯成績を、予測で計算してみての感想です。
ただのデカいやつじゃない
大谷翔平は、すごい。
なにがって、もう。
極端な話、今までの日本のプロ野球選手は、一体なんだったんだ、
ってなっちゃうくらい、飛び抜けちゃってる。
だって、165キロ投げるなんて、マンガ以外ありえなかった。
打球のスピード・飛距離にしたって、メジャーでトップクラス。
足も速い。走塁のカンもいい。
野手じゃないから機会は少ないが、グラブさばきも上手。
肩ももちろん強い。
全部兼ね備えちゃってる。
身体能力が並外れてれる上に、運動神経がバツグンで、”野球がうまい”。
190センチ超えてて頭もちっちゃい。
ただデカいから、バスケのときゴール下に立たされてた人じゃない。
仁志敏久が、180あったらメジャーで活躍できたんじゃないか、って思ったときあったけど、190いっちゃった、たとえばそんな感じ?
通算成績の意味
イチローのメジャー3000安打で、名球会の2000本はかすんだ。しかも試合数が増え、医学の発達で選手寿命も延びた昨今、2000本達成者は毎年のようにあらわれる。
ひとつの基準であっても、超一流の証かは、もはや疑問に思う。
長く続けるのも才能だが、それだけじゃ何かモノ足りない。
メジャーで活躍することが日本人の野球少年・選手の何よりの目標となった現在、
名球会を目指す日本のプロ野球選手が、果たしてどれだけいるのか疑問。
そもそも、だれも興味がないのではないか。
あと何本で、通算ウン百本!・・などの数字は、解説者とアナウンサーの会話でしか聞かない。
だから今、だれも興味がないかもしれないが。
あえて、計算してみる。
生涯二刀流で続けた場合
ケガがない前提で続けたら、どんな数字が残るのか。さいわい彼は、学生時代からの“野望”であった、「肉体的ピークの25歳までにメジャー挑戦」を見事果たした。
日ハムから指名を受けたとき、直接メジャーへ行くより、数年日本でやってからメジャー、という選択は今思えば正解だった気がする。
マック鈴木のように、「誰も知らない日本人」として最初からメジャーに挑戦するほうが、厳しかったのではないか。
もちろん、才能はすごい。だけど、
- 日本のプロの優秀な指導、恵まれた設備・環境のもと18歳から野球に打ち込める。
- 先人たちの活躍で、日本のプロ野球はある程度認められている。
などの条件から、むしろ日本の数年の活躍が、メジャーとの契約を後押ししたのではないか。
信じる神が同じだから?などと最初は不思議だった日ハム単独指名も、
そんな話をして、栗山監督は大谷を口説いたのかも?なんて勘繰ったり。
実際、2017年オフ、日本で5年だけプレーして、大谷はすんなりメジャーへ渡る。
(ちなみにマー君は、7年。圧倒的な成績と、日本一を最後に。)
メジャーは、日本での数字など気にしてないかもしれない。
高いスコアラー技術で、素材を、分析し、アメリカでの活躍を、予測するのだろう。
18歳から入団し、たったの5年。
つまり23からメジャーの実績を積むことになる。ほぼ大卒ルーキーと同じ。
で、計算。
今まで見て、だいたいこんなもん?って割り出すだけだけど。
投手
10勝×10年=100勝
打撃
100安打×10年=1000安打
25本塁打×10年=250本塁打
じつは、自分の勝手な考えで、二刀流はあと10年、35までが限界だと思ってる。
そして二刀流をやめるとき、それは大谷翔平がキャリアを終えるときと、勝手に想像。
いま大谷は25だから、あと10年投打両立したとして、甘め(期待とファンゆえ)な数値で出した。
年平均、10勝、100安打、25本。
うーん、こんなもの?でもこれを10年続けられたらスゴイんじゃないか?
これに、現時点での数字を足す。
※イチロー・ピートローズ問題で、日本での数字がどーのこーの、とあったが、
ここでは日本の数字も足す。
日本5年の通算が、
42勝、安打296、本塁打48。
メジャー昨年の成績が、
4勝、安打93、本塁打22。
今年は予想で
安打130、30本。※日米通算100本達成!
それに、先ほどの数字を足す。
150勝、安打1500、本塁打350
(およそ)防御率は3点台なかば、打率は3割いくかどうか。
これが、自分の予想。
うーーん。
日本史上最高の逸材(と勝手に断言)の野球選手の成績としては、
モノ足りなく感じてしまう。
投手・野手を両立させての成績と考えると驚異的なのだが、
部門をわけてしまうと、それぞれが(大谷にしては)さみしい。
でも。
何年かやって、なんとなくこんなものか、という雰囲気がではじめたとき。
それを打ち破ってほしい。
いい意味でこの予測を裏切ってほしい。
王さんが、「両方達成し、名球会へ。」とエールを送ったが、本人に興味なくとも、そのくらいの数字を残してほしい。
大谷が尊敬するダルビッシュは、メジャー行きの際、どちらかに専念することをすすめた。
いまふたりは、何を話すのか。
野村克也は、否定から肯定に180度主張をひるがえした。
球界のレジェンドでも、予測できない逸材ってことだ。
日本人史上最高打者(と勝手に思ってる)の落合博満は、本人がやりたいのをとめるなと、大谷本人を尊重する。
通算成績を計算した結論は。
これからの大谷を引き続き応援したい。
そして今までのように世間の予想を大きく裏切り続けて欲しい、その思いが強まった。
終わり。 記/若月美刀
Comments
Post a Comment