現在、大谷翔平のマンダラ目標達成シートに生涯成績はあるか?②


大谷翔平の生涯記録の予想数値と、現在のレジェンド達との比較。
二刀流を貫くのか。どちらかに専念すべきか。
予測記録からの、筆者なりの勝手な結論です。



現在の記録との比較

Shohei Ohtani Stats | Baseball-Reference.com

前回、大谷翔平は通算でどのくらいの成績を残すのか?について、勝手な意見を書いたが(けっこう、ざっくりな数字だけど)、その数字が現在でどのくらいの位置にあたるのか、調べてみた。


まず、投手成績から


ちなみに、大谷の投手成績は、通算150勝とした。(日米通算)
※メジャー108勝、日本42勝 (2013~2033)  実動17年


メジャーに渡った主な先発投手との比較 ※2018シーズン終了時


野茂英雄:201勝 メジャー123勝、日本78勝(1990-2008)実動17年

伊良部秀輝:106勝 メジャー34勝、日本72勝(1988-2004)実動17年

松坂大輔:170勝 メジャー56勝、日本114勝(1999-2018)実動18年 ※現役

ダルビッシュ有 :150勝 メジャー57勝、日本93勝(2005-2018)実動13年 ※現役

田中将大 :163勝 メジャー64勝、日本99勝(2007-2018)実動12年 ※現役

岩隈久志 :170勝 メジャー63勝、日本107勝(2001-2017)実動17年 ※現役




NPB歴代勝利数(2019年7/10現在)との比較


1位 金田正一 400勝


2位 米田哲也 350勝


3位 小山正明 320勝





48位 槙原寛己 159勝(1983-2001)


49位 大野豊 148勝(1997-1998)





つぎに打者成績


大谷の成績は、通算1500安打、350本塁打とした。(日米通算)
※メジャー1004安打、302本塁打。日本296安打、48本塁打。2013年~2033年の、実動17年予測



メジャーに渡った主な野手との比較 ※2018シーズン終了時


安打数から


イチロー:4367安打 メジャー3089、日本1278


新庄剛志:1524安打 メジャー215、日本1309


田口壮:1601安打 メジャー382、日本1219


松井秀喜:2643安打 メジャー1253、日本1390


松井稼頭央:2705安打 メジャー615、日本2090


井口資仁:2254安打 メジャー494、日本1760


城島健司:1837安打 メジャー431、日本1406


岩村明憲:1585安打 メジャー413、日本1172


福留孝介:2306安打 メジャー498、日本1808 ※現役


青木宣親:2220安打 メジャー774、日本1446 ※現役



NPB歴代安打数(2019年7/10現在)との比較


1位 張本勲 3085安打


2位 野村克也 2901安打


3位 王貞治 2786安打





124位 糸井嘉男 1504安打


125位 松田宣浩 1499安打





本塁打数


イチロー:235本 メジャー117、日本118


新庄剛志:225本 メジャー20、日本205


田口壮:89本 メジャー19、日本70


松井秀喜:507本 メジャー175、日本332


松井稼頭央:234本 メジャー32、日本201


井口資仁:295本 メジャー44、日本251


城島健司:292本 メジャー48、日本244


岩村明憲:209本 メジャー16、日本193


福留孝介:312本 メジャー42、日本270 ※現役


青木宣親:127本 メジャー33、日本94 ※現役




NPB歴代本塁打数(2019年7/10現在)との比較


1位 王貞治 868本


2位 野村克也 657本


3位 門田博光 567本





30位 松中信彦 352本


31位 掛布雅之 349本





※実動年数が、途中からわけわかんなくなって、やめにした。。


こうしてあらためて見ると、パイオニア野茂、ゴジラ松井・イチローの数字が際立つ。


メジャー300本塁打超えは堂々たる数字。ゴジラでさえ175本。

安打数はイチローに次ぐ。


勝利数も野茂を超えられない。さらに現役バリバリの田中将大(64勝)は、まだまだ記録を伸ばすので、野茂(123勝)を超えて日本人メジャー勝利数一位になると思う。


NPBのみだと(日米で比較にならないが)、数字は歴代のレジェンドに埋もれる。


二刀流という評価



そう考えると、「二刀流」は「二刀流」ゆえの評価が必要になってくる。


勝利数とセーブ数で江夏を見るのに近いが、投手と打者では決定的に違う。


日本どころかメジャーでも前人未到のパイオニアなのだ。

今のモノサシでははかれない。。

※ベーブルースの話題がよく出るが、個人的には時代が違う印象。ピートローズしかり。

「162 Game Avg.」によると、2019年7/10時点での数値は、

14勝(防御率3.31)、158安打、37本塁打(打率.292)。

これを2020から10年続けたとして、今季の予測と合わせると、

勝利

メジャー4+140=144、日本42、計186勝。

安打

メジャー93+130+1580=1803、日本296、計2099安打。

本塁打

メジャー22+30+370=425、日本48、計473本塁打。

それぞれに専念すれば、現時点でこのくらいの成績を残す試算だ。

もちろん、今後大谷が投か打に専念し、さらに進化を続ければ、記録はもっと伸びるだろう。

今回の、結論

数値を出して、自分なりの結論としては。

オオタニサンには、二刀流のパイオニアとして、日本・メジャー問わず、近代ベースボールの常識を変えた伝説に、なってほしい。

野球は数字を見るのが楽しいスポーツだ。いろいろな指標があるから。

見たことのない選手でも、数字で、ある程度その選手のようすをうかがい知れる。

小さい頃、金田、野村、王、長嶋の数字を調べ、ワクワクした。

数多くの伝説的名選手、スターも数字で、知った。

だけど。

オオタニサンには、どちらかに専念してレジェンド達と肩を並べるより、唯一無二の存在として、輝きを放ってほしい。

野球人気がかげりを見せた、と言われ久しいが、大谷の連日の活躍ぶりが、新たな野球ファンを獲得している。

二刀流のスゴさが薄れるくらい、華々しく堂々と活躍している。

日本球界のレジェンド達の功績を、知らない人も多いだろう。

大谷の異彩ぶりを、スタンダードとして受け入れてる人もまた、いるかもしれない。

だがかねての野球ファンも、新しいファンも、みな同じく、大谷の活躍を、見守っている。

だからこそ。
栗山監督が送った、だれも歩いてない道を歩け、という言葉どおり、
このまま突き進み、前人未到の新たな伝説を残し、野球発展の貢献を、祈る。



終わり。記/若月美刀

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