ねずみと虫。駆除業者のように戦った、爺ちゃんの古家と田舎の夏の思い出

ねずみと虫。駆除業者のように戦った、爺ちゃんの古家と田舎の夏の思い出
Photo by chan_naga421

暑い季節がやって来た!

ついに梅雨も終わり、、猛暑が来る8月。

今は現代の技術でできた家にいて、なんと快適たる屋内。

だからこそ、忘れかけていたが、祖父の残した古家に行くと。



ああ、この時期はアレが(ーー;)アレやアレが、沢山出るんだった。。

色々戦った記憶がフラッシュバックする。

古い家はやつらの巣窟


アレとは、そう、ゴキブリ!


アレとは、そう、ナメクジ!
アレとは、そう、蚊!ムカデ!ゲジゲジ!


さらに、ネズミ君!

 


・・昔はわたしも住んでいたコノ古い家。


昔ならではの土間の形式で、キッチンは、靴を履いて降りる場所にある。

お風呂はその向こうの、また上がった一画にあった。
電気スイッチは壁にある黒のポチ。
又はヒモを引っ張るカチ。薄暗い蛍光灯というやつ。

流しにはタワシ、スポンジ、ジフってクレンザーのボトル。
と、古いママレモン。
の横に、最近のキュキュット、ジョイ。
(ママレモンいつからあるんだよ。もう使えないよ。(・Д・)捨てなさい)

お風呂は地面にドカンと風呂釜があり、一段上に洗い場がタイルで作られていた。

横には湯沸かし機がドンと置いてある。

排水溝の蓋は壊れていた。穴が空いてる。


ああ、この空間。。ここは夏場。
まさしく私の戦場だった。

夏の魔物の巣、キッチンとお風呂


私は言うなれば魔物と戦う勇者だった。


夜帰宅すると、爺さんはもう寝ている。

豆電球の灯りがうっすら光っている。

さて、冷蔵庫にでも、とキッチンに向かう前に、電気スイッチをポチ。ピカっ。。

サササー!!!と何かが走った。

まっくろくろすけ??な訳ねー。

Gと呼ばれてるアレだ。分かってる。

落ち着け。。。やつらは電気に反応してあらかじめ去る。うん。

そして、私は流しにある茶碗を洗おうとスポンジを、、、、、

その時

サササー!!Gが!!スポンジの下に!

ぎゃあああーっ

さすがに不意打ち。はわわわ。

ハアハア:(;゙゚'ω゚'):怖かった。

ええ、では、まずは掃除から。。ハアハア。


別日では、流し台をまたぐようにまな板が置いてあったので、どかしたのだ。
そしたら裏側にどどーん!!

ぎゃあああ。

でかいナメクジが、のぺーってしてる。

汚いな!!不潔!不潔よ!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

あーやだ。まずは掃除から。。。



お風呂では、入る前に足元チェック。

ゲジゲジはいねーか?コオロギいねえか?

カマドウマいねーか?念入りにチェック。

ん?なんだこの跡。。。

ミツマタのような小さな足跡が。

くそー、ネズミかあ。。

そしてまずは、ハイ、掃除から、となる。


また別の日、脱衣所の棚の上から何やらヒモがヒョローと垂れていたので、、
目で辿るとジャジャーン!デカイ黒どぶネズミ。

(20センチくらいの立派な図体)

垂れていたのは尻尾だった。

お互いガッチリ目があったので、どちらも動かない。。。睨み合い。。


私はすっ裸。相手は逃げ場のない棚の上。

なんとなく、無かったことにしようと服を着てその場を去った。
ネズミもそのあとどこかへ去ったでしょう。
勇者同士のわかり合い?

次の日爺さんに、お風呂の戸は閉めておこうよ!と一喝。

ああ?ああ。戸な。適当な爺ちゃんの返事。笑

爺ちゃん頼むよー。


汚いなあ。どこいっても汚いなあ。

とにかくまずは、掃除から、となるが。

してもしても、また虫達は来る。

毎日が戦場なのも恐怖の限界。

もう、頼るところは現代科学だ。

とにかく寄り付かない対策しなければ!

害虫避け対策やりすぎ女、炸裂


①排水溝塞ぎ

排水溝は塞ぐに限る!
現代家屋のように虫が上がらない仕組みなど、ついていないからだ。


②ゴキホイホイ置きまくり

チビゴキ、カマドウマ、コオロギ、ゲジゲジはもれなくかかった。中を見るのもまたホラーな瞬間


③ネズミホイホイ

チビネズミはかかった・・
例のボスネズミはかからず。


④ナメクジホイホイ

夏場はこれしか頼れず。

⑤最強!バルサン

バルサンは凄い。害虫のみならず、
スプレーや粉のダニ処理剤では効かなかった絨毯のダニさえ居なくなった!
掃除が面倒だが、これが最強であった。ボロ屋でも効果最大級。

その他、ダニスプレー、ダニとり粉、毒エサ、ゴキ来ない対策スプレー、など利用。

結果ネズミ君は、どーしても居なくなることは無かったが、猫でも飼ったら違ったのかな


虫と共に生きる昔の人


ある日爺さんに、虫ばっかりで嫌よ~っ

爺ちゃんよく大丈夫ね!って言ったら

「ハイ、わたくしは、虫と共に生きております!!!」 ピシっ!



敬礼された。笑

今は虹の向こうの爺ちゃん、、虫ビビりと、楽しい日々をありがとう

ボロ屋だったが、私には楽しい思い出となり、愉快な爺さんも大好きだった。

もしまた、そんなボロ屋に住めたら。

虫と戦ってやろう!と思う。笑



Comments

  1. 文章が温かい。憎めないじいちゃんとのエピソードもほのぼの。害虫たちとの闘い、大変でしたね。築50年近くになる実家(主の母が亡くなりました)にネズミが出ると週末に帰っている兄から報告があったので、どう対策しようかとネット検索してこのページを拝見しました。参考にさせていただきます。

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